Hammond 1590B/Z.VEX NanoHeadサイズ小型真空管ギターアンプ自作
mini Fender Champ AA764
ACアダプター12V電源をDC-DCコンバータ回路により200V昇圧
1590B/Z.VEX NanoHead手のひらサイズ
小型真空管ギターアンプ自作
ケースはBサイズHammond 1590BでZ.VEX NanoHead を意識して小型化しました。
・特殊な部品は使わずにファンレス。
・MT管を使用。
・Fender AA764トーン回路使用。
・電源はACアダプター使用で内部DC-DC
コンバータで200~250Vに昇圧。
・トランスは東栄変成器T-600
DC-DC 12V(325mA) to 250V(11mA) 効率70%
12BY7Aパワー管、 暫定回路図
250VDC-DCコンバータは>DC-DC高圧改造・自作>自作に回路図が有ります。
(NJM2360使用のDC-DCで丁度入りそうでしたのでそのまま使用します。)
ベランダで塗装屋さん
トランスのバンドも分解して塗装しました。
塗装したバンドは逆さまに組み付け端子を下向きにしました。
片足を垂直にしているのはケース内に埋め込んでサイドからネジ止めするためです。
端子を若干切り詰めて収縮チューブを被せれば感電しないトランスの出来上がりです。
部品購入メモ:Aカーブボリュームはラジオデパート2F桜屋電機さんに有るのでケースと合わせて購入。
Z.VEX のホームペジにステレオアンプも有りましたので、並べてみました。
1590BサイズでMT管ステレオアンプもOKですね。
外装部品を取り付けると其れなりになってきます。内部も16Φの普通のボリュームを使いましたが意外と余裕がでました。
パワー管に使用した12BY7Aが波形を見ますと発振傾向にあり思案中。
6AW8A、3極5極複合管を二本としプリ部に3極部のみ使用も検討中。
6AW8A、5極部で検討(暫定回路)
カソード抵抗160Ω、3V18.5mAで0.05W
余裕をみて1/2W
スクリーングリッド抵抗15kΩ、50V3.5mAで0.18W 余裕をみて1W
NJM2360 + 太陽誘電220μでDC-DCコンバータ自作したのだが、電圧的には問題ないのだがこのアンプに組み込むと数100Hzの発信音が混入することが判明。
12BY7Aで組んだ時のノイズは之だったのか?
・aitendoの基板も本機に繋ぐとノイズの混入有り。
・6A/100W昇圧型DC-DCコンバータ改造基板では全く問題なし。
以下、試みたが変化なし。
・発振周波数を変える470p~1000p
・インダクタにアルミテープを巻く
・物理的にケースの外に離す
・電源ラインに1000μ追加
・電源ラインに1mH追加
・電源ラインにフェライトビーズ追加
・+Bラインに0.01μ追加
・+Bラインに1mH追加
・+Bラインにケミコン追加
・NJM2360を別電源9Vで駆動
・ダイオードパラ付け
・ICからトランジスターをかえさず直にFET駆動
・FETグランド及び電源を別配線
・1kボリュームに0.1μ追加
・インダクターをトロイダルに変更・表面実装部品に変更
・パワーアンプを3結に変更
・パワーアンプをDC-DCより遠い管に組み上げ
・スピーカージャックを絶縁タイプとし1点アース
ネタが尽きたか?
ふと、電圧を変化させると発振周波数が変化することが判明、理由が?である。
電圧を上げると周波数が低くなり230V付近で無音となる。
↑ここまで、失敗の記録
後日、判明!
*MC34063/NJM2360使用のDC-DCコンバータは負荷により可聴周波数にノイズが混入する場合が有り、オーディオ用としてはおすすめしません。
MC34063/NJM2360はPWMでもPFMでも無く間欠動作となっているようです。
既存の基板でノイズでお困りでしたらばピンコンパチでPWMコントロールのNJM2374に張り替える方が良いかと思います。
電源電圧230V、抵抗でプレート電圧落とし、
とりあえず形にして音出ししてみました。
実は私・・・・・・・ギターは弾けません。
会社の同僚がオペアンプでエフェクター組んでましたからちょっと意地悪な対抗してその辺の適当な部品でこんなの出来るよ!と見せたかっただけなのです。
あえて16φボリューム使用したのはそのためですから小型のボリュームを使用すれば更に余裕がでます。
YouTubeからギターソースを入力して聞いた感じはトーンコントロルの具合も良いようで、フラットな特性のアンプと比べベースの出もいい感じでした。
(高域は私には耐えられないぐらい出ます。)
NFBも余りかけませんでしたので、ハイ上がりで音楽鑑賞向きでは有りませんが元気が有るので、こんな音質も味として良いのではと思ってそのままにしました。
但し、無信号でボリュームを上げるとホワイトノイズが気になるのが気がかりでした。
会社の同僚に預けテストしてもらった結果は大きい音が出て驚いたとのことで、たぶん0.5W位で1Wにも満たないアンプですが一人で自宅で弾くには十分なようで、ゲインは高い部類だそうです。
ホワイトノイズは気にならなかったとのことで、トーンコントロールも良く効き低音も出るのでベースでもOKではないかとの事です。
何度か作り変えてますので、汚いですが実は部品点数は少ないので配線材をまとめればすっきりします。
左側の基板が230Vの昇圧部でこの部分さえ小さく出来れば普通に組めるかと思います。
なお、持ち運びの多い方ですとコンデンサーなどの重量物は振られてハンダ割れしてきますからボンディングなどされた方が宜しいかと思います。
この球(6AW8A)、5極管部の管壁がガラスの不純物の加減で青白く光ることが有りますが不良では有りませんので、ご安心下さい。
NanoHeadにはスピーカーの実装も有るようですがノートパソコン用のスピーカー程度なら取り付けできますがチープな音になってしまいますので、如何なものでしょうか?
普通の部品で作る1590Bサイズアンプの音出し出来ましたがDC-DC昇圧部にもう少し改善の余地有りなので、引き続き検討中となります。
>UC3843NでDC-DC昇圧回路を組みますと改造基板同様に発信音は全く有りませんでしたので、若干部品点数は多くなりますが変更しました。
DC-DC コンバータ
UC3843回路図 *UC3843Nの回路を見直す予定でおります。(2019.02.)
発振周波数100KHz
太陽誘電220μH使用時
入力12V 296mA
出力200V13.5mA
効率76%でした。
電源は12VACアダプター使用で高圧部とヒーター2本直列となりますが電源ON時はDC-DCの突入電流とヒーター電流が2~3倍ほど流れるはずなので少なくとも2A以上は必要と思われます。余裕をもって4~5A推奨。
消費電力AC100V14W程でした。
以上で一先ずまとめることと致します。
2015.11.27
配線をまとめてみました。
意外と余裕なのがお解り頂けますでしょうか?
コンデンサーが大きく見えますが手持ち最大容量を使用したため400V47μ16Φ×25mmなので、22μでOKです。
小型のボリュームを使用すれば更に自由なレイアウトが可能かと思います。
NanoHeadやSuperflyなどはサブミニチュア管でハモンドトランスを使用しておりますが特殊な部品を使用しなくともMT管でも十分に余裕で組めるかと思われますので、お手持ちの球で自作して遊んでみて下さい。
1590Bケースの端に合わせ高圧DC-DCコンバーターをNJM2374ADで組んでみました。
イメージ的にはこんな感じかFETを通常に取り付けL字に取り付けるようにすると良いかと思います。
(2019.02.19)
手持ちMT管での製作でしたがオリジナルに従いGT管での製作もできそうです。
6V6GTの12V管12V6GT+12AX7とすれば12V電源でそのままヒーター点火できます。
トランスは写真ではT-850ですがT-1200まで乗せられます。
アンプ部は軽く3結で動作させ0.5~1W位とすれば良いのではないかと思われます。
*ロードライン候補 (12V6GT Triode connection)
T-1200 7kΩ:220V 25mA バイアス-15V カソード抵抗600Ω(1.2K para)
T-850 7kΩ:205V 20mA バイアス-15V
(2017.06.04)
mini Fender Champ AA764-Ⅱ GT管にて製作予定
(2019.02.07)