6BM8(ECL82)同規格でヒーター電圧違いの余り人気のない球が比較的安価なので、使用しました。

回路は6BM8・6GW8/14GW8３結シングル・アンプ製作ガイドを参考とさせて頂きました。

真空管用＋B電圧用電源に市販の昇圧DC-DCコンバータモジュールを使用。

(DC-DC Boost Converter 8-32V to 45-390V High Voltageを使用）

ACアダプターはSONYのノートパソコン用電源16V４A(PCGA-AC16V6)をヒーター電圧に合わせて使用。

ケースはエフェクター等に使用されるHammond1590BB同等を使用
(93x34x119mm)

塗装済みで若干気を使いますがダイカストケースはザクザク削れて気持ち良いです。

トランスは裸で乗せますので、一度分解してバンドを塗装し帯の上からカッティングシートを貼り付けて化粧直しします。

また、端子板も上から出ていますので、上下組み替えて下から出します。

之で安全と見栄えが良くなります。

(2016.12.17)

NFB回路を組み付ければ完成です。

電源ON時、DC-DC発信音？発振？が若干混入して起動しますがその後は特にノイズは感じられません。

>+B電源に22μF追加したところ、かなり緩和しましたので、様子見です。

+Bライン上ケミコンはDC-DC基板上の10μと追加の22μとなりました。

+Bラインに22μF追加

ACアダプターは中古品利用ですので、音質等には何の変化も有りませんが一応16Vラインにも1000μF追加

ケースサイドDC-DC放熱器付近に丸穴を並べて開けてありますが、特に発熱する訳では無く気持ち的に開けておきたかっただけで、あまり意味は有りません。

放熱器部分の基板を切り取るかアルミブロックを挟んでFETをケースに直付けしても良いでしょう。

ACアダプター  SONY PCGA-AC16V6 16V4A

DCジャックは極性統一 電圧区分5 MJ-20使用でプラグがそのまま使用できます。

ほぼ完成です。

最終的に文字入れして足を取り付けます。

(2016.12.23)

このPCL82はほんの少しですが管壁が青く蛍光します。

ガラスの不純物の加減で電子が管壁に当たり蛍光するそうです。

(2016.12.23)

TELAM PCL82 SE AMP Mini Watter

消費電力 AC100Vで25W程

今回PCL82(16A8)を使用しましたが、XCL82(8B8)使用の場合、ヒーターを直列接続にすればOKです。

また、ECL82(6BM8)の場合、12V ACアダープターで直列接続使用できます。

ロシアの6F3Pも6BM8の互換球らしいです。

(2016.12.29)