Building a Low Cost Valve Amplifier under $50
真空管ミニアンプを5,000円以下で製作
真空管アンプ最安値に挑戦!
小型真空管モノラルアンプ自作
・安価な6J1プリアンプキットを改造し
モノラルアンプに組み替えます。
・高圧電源は市販XL6009電源モジュールを
改造し150Vに昇圧。
・12V ACアダプター電源動作。
・入力はスマートフォンやパソコンなどの
ヘッドホン出力を接続。
・見栄えの良い外観を目指し製作。
・真空管アンプは高価で、なかなか手が出ない感はありますが如何でしょうか。
ebayにてこちらの6J1プリアンプキットを購入し改造しました。
(amazonでの扱いも有るようです。)
AC12V 6J1 Valve Pre-amp Tube Board Headphone Amplifier Buffer+Acrylic Case Kits ITEM PRICE:JPY 943 (送料込み)
私の購入したキットは基板は4本止めでケースは3本止めでしたので、基板に穴を開け3本止めとしました。
また、スペーサーはネジ部が長く、しっかりと締まらないので、切り詰めました。
なお、ソケットはプラスチックでは無く、タイト製でしたので、ちょっと驚き。
*このお値段ですから細かいことは気にしない方向きです。
オリジナルはなかなか素晴らしい回路で倍電圧で±28Vとし動作させておりました。
今回の改造ではこの回路は使用せずにXL6009モジュールを高圧改造し150V程の電圧で動作させます。
なお、付属の部品も使用し、製作コストを抑えるようにします。
6J1プリアンプキット改造(ケース、6J1付属、ebayで1000円)
ロードライン候補 150V -2.5V 12mA
カソード抵抗220Ω or 235Ω(470Ω para) プレート電圧152.5V プレート損失1.8W
R14パターンに220Ωと100uを取り付け
R19パターンに2.2kと100uを取り付け
R20を47kに > 47K + 1K +4.7u に変更
C9 <> C12 間にカップリングコン0.1u
R10 . R11 . R12 . R13 . R17 . R18
C11 . C13 . LED はオリジナル部品
RCA部パターンカットしハンダ面に10kを取り付け
12Vラインおよび、グランドラインにジャンパー線を追加
スピーカー端子はRCAジャックを加工して取り付けました。
高圧DC-DCコンバータ改造 | 222 | |||
XL6009 DC-DCモジュール | ebay | 90 | 1 | 90 |
LHL13NB102J 1mH | 秋月 | 60 | 1 | 60 |
1JU41 (High voltage Fast Recovery diode ) | 秋月 | 5 | 2 | 10 |
100k VR (秋月120円) | aitendo | 20 | 1 | 20 |
3.3k . 330k | 6 | 2 | 12 | |
10uF 400V (200V以上の耐圧) | 30 | 1 | 30 | |
ACアダプター(2A以上)中古ノートパソコン用を12Vに改造 |
500 | |||
T-600Z 7K アウトプットトランス | 東栄変成器 | 1 | 1339 | |
6J1プリアンプキット (ケース、6J1付) | ebay | 1 | 1000 | |
100uF 16V | 2 | 40 | ||
4.7uF 400V (200V以上の耐圧) | 1 | 30 | ||
0.1uF 630V (200V以上の耐圧) |
aitendo | 1 | 20 | |
220 . 1k . 2.2k . 10k x2 . 47k (1/2w) |
6 | 36 | ||
ターミナル端子(赤・黒) |
aitendo | 2 | 100 | |
ツマミ | 1 | |||
配線材 | ||||
ケース足 | ||||
カッティングシート |
完成!と思ったが駄目でした。
XL6009高圧改造モジュールを組み付け。
*T-600トランスは端子が上側に出ておりますので、取り付けバンドを外し端子を下向きに組み換え。
バンドと帯はカッティングシートを貼り付け見栄え良く致します。
(2019.05.25)
この状態でテスト致しましたが暫く経過するとノイズが噛む場合が有り、不安定要素が有りそうなので、再検討となりました。
XL6009フライバックトランス高圧改造
電源はフライバックトランスで製作していましたが、もっと簡単にタップドトランス(オートトランス・単巻トランス)で検討。
太陽誘電ラジアルインダクタ LHL13NB102J 1mH 0.6A のモールドを剥がし38Tほど巻線を解き18Tでタップを出します。
SS34は元々基板に実装されていたダイオードです。
(2019.06.11)
新たな問題潰しで、なかなか完了しません。
通常、電源をON/OFFするには問題有りませんが直ぐに入れ直した場合、DC-DCが発信状態?となり、不安定な状態で、正常な電圧まで上がらず発熱します。
(2019.06.12)
元々の整流ダイオードSS34とコンデンサを取り付けた状態では上記の異常は見られなくなりましたので、この状態に戻しました。
XL6009モジュールにアルミ板を挟み放熱対策にて様子見となります。
(長時間連続使用の場合、発熱量が有りますので、其れなりの容積確保が必要となります。)
(2019.06.14)
A B はXL6009基板に取付、Cは巻き終わりの足を利用、Dは巻き始めの足となります。
330kは元々の電圧検出ラインをパターンカットして取り付けます。
*写真ではCにSS34が取り付けられておりますが1JU41となります。
(耐圧は必要無いので50V以上のファーストリカバリーならOKです。)
トランス候補としてFender Reverb 125A20Bが$15ほどなので、カバー付きで良いのではないかと思われるが直流抵抗が1kほど有る。
(ギャレットオーディオで扱い有り 1600円)
Transformer HAMMOND 1750A(125A20B Fender/Out #022921 Reverb Driver)
22.8k:8Ω 3.5W Single-Ended
W54.H43.D37 P45
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・T-600 7k 東栄変成器 T-600Zに変わると聞いております。
・PMF-B7S ノグチトランス T-600にカバーを付けた感じです。
・ラジオ少年のトランス
その他、ヒータートランスや100均充電器のトランスなどで遊んでみるのも良いでしょう。
>100均トランスは超カマボコ型の音になり、それはそれで面白いです。
(2019.06.26)
6J1の三結時の内部抵抗は不明なのですが、6AK5/EF95の類似管らしいので、5.2k位でしょうか?
だとすると、アウトプットトランスは10k以上は欲しい所なので、
4Ωタップを使用して倍の14kとするかT-600 12kが良いかもしれません。
(2020.05.18)